【4月14日 AFP】18-19フランス・リーグ1は13日、第32節の試合が行われ、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)は2-1でニーム(Nimes Olympique)に勝利した。

 土壇場でPKを与えたかに見えたピンチをビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の助けも借りて乗り越え、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)出場権争いに生き残ったマルセイユだが、好調マリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)が負傷交代するアクシデントが発生している。

 1月にニース(OGC Nice)から加入して以来、11試合で7ゴールを挙げ、チームを欧州カップ戦出場権争いへ一気に引き上げる立役者となっていたバロテッリだが、この日は33分に太ももの負傷でピッチを後にした。

 チームを率いるルディ・ガルシア(Rudi Garcia)監督は「100パーセントではなかったので止めた」「残りたがっていたが、完全ではない選手をプレーさせる理由はない」とコメントした。

 それでもマルセイユは後半、バロテッリと交代で入ったヴァレル・ジャーメイン(Valere Germain)とルイス・グスタヴォ(Luiz Gustavo)が連続ゴールを決めると、1点差で迎えた後半アディショナルタイム4分にはPKを与え、勝ち点2を取りこぼすかに見えたが、これがVARによって取り消されて勝利した。

 勝ち点を51に伸ばし、サンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)を抜いて欧州カップ戦出場圏内の暫定4位となったマルセイユは、チャンピオンズリーグ出場の最後の1枠である3位オリンピック・リヨン(Olympique Lyon)との勝ち点差を残り6試合で5に縮めている。リヨンは13日、下位ナント(FC Nantes)に1-2でまさかの敗戦を喫した。

 このため、マルセイユの本拠地スタッド・ヴェロドローム(Stade Velodrome)で5月12日に行われる直接対決は、注目の大一番となる。

 ガルシア監督は「今は36節(リヨン戦)の話をするときではない」「われわれは勝ち点3を獲得して4位に復帰した。明日のサンテティエンヌの結果(ボルドー<FC Girondins de Bordeaux>戦)が出るのを待とう。きのうリヨンが負けていたから、われわれは勝たなくてはならなかった」とコメントした。(c)AFP/Terry DALEY