【4月14日 AFP】オーストラリア第2の都市メルボルンで14日朝、人気ナイトクラブの外を走行していた車から銃撃があり、警備員1人が死亡、客の男性1人が重体となった。

 警察によると、現場はメルボルンの繁華街プラーラン(Prahran)のナイトクラブ「ラブマシン(Love Machine)」前。警備員3人と案内を待っていた客1人、計4人が撃たれた。

 ビクトリア(Victoria)州警察のアンドルー・スタンパー(Andrew Stamper)氏は報道陣に対し、「銃弾はこの周辺で、車からナイトクラブの外で立っていた人々に向けて発射されたとみられる」「これは恐ろしい行為だ。現場となったのは繁盛店で、メルボルン市内の主要歓楽街にある大手ナイトクラブの一つだった」と語った

 警察によると、37歳の警備員1人が病院に搬送されたが、間もなく死亡。28歳の男性1人も重体となっているほか、29歳と50歳の警備員も負傷したものの命に別条はないという。

 今回の銃撃事件について、警察の報道官はAFPに対し、テロとの関連性はないと考えていると話した。

 メルボルンの地元紙エイジ(Age)の報道によると、警察は暴走族との関連について捜査している。さらに、現場から走り去り、後になって別の地区で焼け焦げた状態で見つかったポルシェ(Porsche)の黒色のスポーツ用多目的車(SUV)と、事件の関連性についても捜査が進められているという。(c)AFP