【4月14日 AFP】世界フィギュアスケート国別対抗戦(ISU World Team Trophy in Figure Skating 2019)は13日、福岡で3日目が行われ、日本は104点で2位。米国が117点で優勝を飾った。

 米国は女子フリースケーティング(FS)でブラディー・テネル(Bradie Tennell)が150.83点で2位に入り、同3位の坂本花織(Kaori Sakamoto)と紀平梨花(Rika Kihira)を上回って優勝となった。

 坂本は「最後は苦しかったが、この出来でも自己ベストを更新できた」「まだ伸びると思うし、来シーズンはもっと強くなって戻ってこられるように頑張っていきたい」とコメントした。

 ショートプログラム(SP)で世界最高点を記録した紀平は、この日はジャンプでの転倒が響いて5位だった。

 1位はロシアのエリザベータ・トゥクタミシェワ(Elizaveta Tuktamysheva)が獲得した。世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2019)の代表漏れが物議を醸したトゥクタミシェワだが、3回転のルッツとトーループの優雅なコンビネーションを成功させるなど3回転ジャンプをいくつも決め、自己最高点となる153.89点を記録した。

 ロシアはソフィア・サモデュロワ(Sofia Samodurova)が4位に入り、国別対抗では日本と2点差の3位となった。

 フィギュアの国別対抗戦は2年に1回の大会で、米国は2009年、2013年、2015年に次ぐ4回目の大会制覇となる。日本は2012年と2017年に優勝し、これまでこの2チームが優勝を独占している。(c)AFP