【4月13日 AFP】シリア中部ハマ(Hama)県で13日未明、イスラエル軍による攻撃があり、戦闘部隊の隊員3人が負傷した。国営シリア・アラブ通信(SANA)が報じた。

 SANAが軍関係筋の話として伝えたところによると、イスラエル空軍が午前2時30分(日本時間同8時30分)頃、ダマスカス北方ハマ県にある軍の拠点を標的とする攻撃を実施。また「防空部隊がイスラエル軍のミサイルの一部を迎撃した」ものの、「戦闘部隊の隊員3人が負傷し、軍施設が破壊された」という。

 イスラエルはこれまでに、シリアに対して数百回にわたって空爆を行ってきた。その大半についてイスラエルは、イランとイスラム教シーア派原理主義組織ヒズボラ(Hezbollah)を標的したものと主張している。

 イスラエルの軍報道官は、今回の報道に対するコメントを拒否した。

 一方、在英NGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」は、この攻撃によりイラン部隊の隊員が複数死亡し、シリア軍兵士および政府派戦闘員17人が負傷したとしている。(c)AFP