【4月11日 AFP】内部告発サイト「ウィキリークス(WikiLeaks)」の創設者、ジュリアン・アサンジ(Julian Assange)容疑者の逮捕について、米政府による世界規模の監視活動を暴露したエドワード・スノーデン(Edward Snowden)容疑者は11日、「報道の自由にとって暗黒の瞬間」と批判した。

 米国家安全保障局(NSA)元職員である同容疑者は、「好むと好まざるとにかかわらず、賞を受けたジャーナリズム活動を世に出した人物を建物から引きずり出すため、エクアドル大使が英国の秘密警察を大使館内に招き入れた姿は、いずれ歴史の本に採り上げられるだろう」「アサンジ氏の批判者らは喝采するかもしれないが、報道の自由にとっては暗黒の瞬間だ」と述べた。

 スノーデン容疑者は2013年、米政府の大規模な監視活動に関する大量の機密文書をメディアに暴露し、ロシアに逃亡している。(c)AFP