【4月10日 AFP】岩屋毅(Takeshi Iwaya)防衛相は10日、前日夜に消息を絶った航空自衛隊のステルス戦闘機「F35A」の残骸が発見されたと明らかにし、同機は墜落したとの見方を示した。搭乗していたパイロット1人の安否はまだ分かっていない。

 岩屋防衛相は10日午前、記者団に対し、航空機と船舶による海上捜索活動でF35Aの尾翼の一部が回収されたと述べた。

 同機は9日午後7時ごろ、他の同型機3機と共に青森県三沢市の三沢基地を離陸。約30分後に、同市の東約135キロの海上で機影がレーダーから消え、交信が途絶えた。

 日本は老朽化したF4戦闘機の後継として、1機100億円を超えるF35Aの配備を進めている。防衛省当局者によると、墜落したのは三沢基地に配備されている13機のうちの1機。防衛省は残る12機の飛行を当面見合わせている。(c)AFP