【4月10日 AFP】9日に行われたサッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)の準々決勝第1戦で、マンチェスター・シティ(Manchester City)に勝利したトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)のマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督が、負傷交代したハリー・ケイン(Harry Kane)について、シーズン絶望の可能性もあると考えていることを明かした。

 トッテナムは孫興民(Heung-Min Son、ソン・フンミン)の終盤のゴールで1-0の勝利を収めたが、ケインは後半の序盤に相手のファビアン・デルフ(Fabian Delph)と競り合った際に足首をひねったとみられ、58分にルーカス・モウラ(Lucas Rodrigues Moura da Silva)が代わって投入された。

 チームを率いるポチェッティーノ監督は「非常に悲しい。厳しい状況になるし、彼を失うことになるだろう。もしかしたら今季絶望かもしれない」とコメントした。

 一方で守護神のウーゴ・ロリス(Hugo Lloris)は、けがの重さは分からないと話し、「重傷でないことを願うよ」「分からないけどね。チーム最高の選手の1人がいなくなる気持ちは分かるだろう?」「だけど僕らはその後も強さを保ち、良い形で試合を終えることができた」とコメントした。

 ケインは1月13日のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)とのリーグ戦で同じ足首の靱帯(じんたい)を痛め、7試合を欠場して2月末に復帰したばかりだった。トッテナムのエースは、足首の負傷による離脱が3シーズン続いている。

 ケインは今季ここまでクラブとイングランド代表で合計27ゴールを記録し、また2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)では得点王に輝いた。

 トッテナムは現在プレミア4位につけ、来季のチャンピオンズリーグ出場を目指す戦いが続いている。代表もUEFAネーションズリーグ(UEFA Nations League 2018-19)の準決勝が待っており、ギャレス・サウスゲイト(Gareth Southgate)監督にとっても頭の痛い問題となる。(c)AFP