【4月10日 AFP】女子サッカー国際親善試合が9日、各地で行われ、日本は相手GKが犯した二つのミスをゴールにつなげ、ドイツと2-2で引き分けた。

 女子サッカーW杯フランス大会(FIFA Women's World Cup 2019)を直前に控えているチーム同士の一戦で、ドイツのゴールマウスを守ったアルムト・シュルト(Almuth Schult)は、まるでコメディーのようなミスを犯した。

 シュルトはドイツ公共放送ZDFに対し、「ばかげたミスだった。公式戦ではなかったのだけは良かった」と話した。

 ドイツのマルチナ・ボス・テクレンバーグ(Martina Voss-Tecklenburg)監督は、17歳のMFソフィー・オーバードルフ(Sophie Oberdorf)を初めて先発で起用するなど、この一戦で若手選手に経験を積ませた。

 世界ランキング2位のドイツは前半、ほとんどの時間帯で優位に試合を進めていたが、GKシュルトがまさかのミスを犯し35分に先制された。

 前半の30分間で見せ場が一切なかったシュルトは、味方DFへのなんでもないパスを誤ると、長谷川唯(Yui Hasegawa)にループシュートを決められた。

 ドイツは後半、キャプテンを務めるアレクサンドラ・ポップ(Alexandra Popp)のヘディングで追いつくも、GKシュルトの拙いパスミスからまたしても日本にリードを許す。ボールを拾った中島依美(Emi Nakajima)は横山久美(Kumi Yokoyama)とパスを交換し、最後は横山がゴールを決めた。

 しかしその数分後、クロスボールを日本のGK平尾知佳(Chika Hirao)がキャッチしそこねると、ゴール前にいたスベンヤ・フート(Svenja Huth)がヘディングで押し込み、ドイツがスコアを2-2にした。(c)AFP