【4月10日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は9日、準々決勝第1戦が各地で行われ、リバプール(Liverpool FC)は2-0でFCポルト(FC Porto)に快勝して4強入りに前進した。

 優勝争いが佳境を迎えているリーグ戦では、終盤のドラマがおなじみとなっているリバプールだが、この日はそれとはまったく異なる展開で、ナビ・ケイタ(Naby Keita)とロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)のゴールで26分までに順調に2点を先行すると、そのまま勝ち上がりが大きく近づく白星を手に入れた。

 チームを率いるユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は「2-0は非常に良い結果だし、願ってもない結果をこうして手に入れた」「良い内容で、試合を支配できた。われわれは100パーセント勝利にふさわしかったし、どちらも素晴らしいゴールだった」とコメントした。

 次週行われる敵地での第2戦に向けて、リバプールとしては大量リードを奪えなかったことだけが悔やまれる結果となった。チームは昨季の決勝トーナメント1回戦でもポルトを5-0で粉砕しており、この日ももう少しゴール前での正確性があれば、そのときと同じ相手にとっては屈辱的な点差をつけていた可能性もあった。

 それでもチャンピオンズリーグのホームゲーム5試合中、4試合目となる無失点を達成したことで、リバプールは17日の第2戦でアウェーゴールを一つ取れば、相手の勝ち上がりには4点が必要になる。

 クロップ監督は「次はアウェーゲームだし、戦わなければならない。ポルトは逆転のためにあらゆることをしてくるだろう。しかし、それがチャンピオンズリーグの準々決勝というものだ」とコメントした。

 勝ち上がった場合、リバプールはFCバルセロナ(FC Barcelona)かマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)の勝者と対戦する。(c)AFP/Kieran CANNING