【4月9日 AFP】マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)米国務長官は8日、昨年10月にトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館内でサウジアラビア人ジャーナリストのジャマル・カショギ(Jamal Khashoggi)氏が殺害された事件に関与したとして、サウジアラビア人16人の米国への入国を禁止すると発表した。

 ドナルド・トランプ(Donald Trump)米政権はこの事件をめぐり米議会から責任を追及されている。一部の米議員は、中央情報局(CIA)が出した結論に基づき、カショギ氏殺害を指示したのはサウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子(Crown Prince Mohammed bin Salman)だったと公言している。

 米国務省は先に、サウジ当局者21人について発給済みのビザの無効化あるいは今後ビザを発給しないことを決めたほか、さらに17人の資産を凍結していた。(c)AFP