【4月9日 AFP】ドイツの裁判所は8日、サッカーフランス代表FWのウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)に対し、ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)時代の借家をごみで散らかして明け渡したとして、1万ユーロ(約125万円)の罰金を言い渡した。

 現在はスペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)でプレーしているデンベレに貸していた家主は、独紙ビルト(Bild)の取材に「ごみ箱も同然だった」「すべての部屋に」ごみが散乱していたと明かした。

 W杯ロシア大会(2018 World Cup)の優勝メンバーである21歳のデンベレは、2016年にフランス・リーグ1のレンヌ(Stade Rennes FC)からドルトムントに移籍すると、翌年には移籍金1億500万ユーロ(当時約137億円)でバルセロナに加入した。

 家主は当初、デンベレが滞納していた家賃を含む2万1000ユーロ(約263万円)の賠償金を求めていたが、罰金の額はその半分以下となった。これを受けて同選手の弁護士は、「もちろん、デンベレ氏は大金を稼いでいるが、適切な扱いを受ける権利がある」「(判決の内容が軽くなって)きょうは大きく前進した」と述べた。

 10日に行われるマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)準々決勝第1戦を控え、デンベレは同日バルセロナが発表したメンバーに名を連ねた。(c)AFP