【4月9日 AFP】昨年にアジア・パシフィックアマチュア選手権(2018 Asia-Pacific Amateur Championship)を制し、男子ゴルフ米国ツアーのメジャー初戦、第83回マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament 2019)の切符を手に入れた金谷拓実(Takumi Kanaya)は、その舞台となるオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)で同胞の松山英樹(Hideki Matsuyama)から助言を受けている。

 メキシコ人のアマチュア選手、アルバロ・オルティス(Alvaro Ortiz)と一緒に記者会見に臨んだ金谷は、「松山選手とは2日間プレーした。いろんなことを教えてもらった」「ここでは打たないとか、この位置だったらあそこに打った方が傾斜を使って寄せられるとか、そういったことを教えてもらった」と明かした。

 広島県出身で20歳の金谷は、日本人選手として松山以来となるアジア・パシフィックアマチュア選手権制覇を成し遂げる以前にも、すでにアマチュアとして素晴らしい実績を残していた。

 17歳にして2015年の日本アマチュアゴルフ選手権(100th Japan Amateur Golf Championship)を制し、2017年の日本オープン(Japan Open Golf Championship 2017)では優勝した池田勇太(Yuta Ikeda)とは1打差の2位を記録。米ツアーでは1月のソニーオープン・イン・ハワイ(Sony Open in Hawaii 2019)に出場し、3打差で予選落ちとなった。

 今大会では海外選手として史上7人目、日本勢では2011年大会で松山が達成して以来のローアマチュアを目指している金谷は、「小さい頃からの夢だった。とにかくここに来られてうれしい」とコメントした。(c)AFP