【4月9日 AFP】サッカーAFCチャンピオンズリーグ(AFC Champions League 2019)は8日、グループステージ第3節が各地で行われ、グループCでは塩谷司(Tsukasa Shiotani)がプレーするアル・アイン(Al Ain FC、アラブ首長国連邦<UAE>)がアウェーで中島翔哉(Shoya Nakajima)が所属するアルドゥハイルSC(Al Duhail SC、カタール)と2-2の引き分けに持ち込んだ。

 試合は9分、ホームのアルドゥハイルがカリム・ブディアフ(Karim Boudiaf)のゴールで先制。国内のリーグ優勝をアル・サード(Al-Sadd)に譲った悔しさから立ち直りを目指す中で、32分にはユセフ・エル・アラビ(Youssef El-Arabi)が追加点を挙げたが、直後にはGKハリド・エイサ(Khalid Eisa)のキックを起点にジャマル・マルーフ(Jamal Maroof)に得点を決められ、スコアは2-1となった。

 アルドゥハイルには再びリードを2点に広げるチャンスが訪れたが、1月の第17回アジアカップ(2019 AFC Asian Cup)で得点王に輝いたアルモエズ・アリ(Almoez Ali)のシュートはGKエイサの好セーブに阻まれた。

 後半に入ると、アル・アインがより精力的な動きを見せた。53分に獲得したPKはカイオ(Caio)が失敗してしまったが、いくつかチャンスをつくり出すと、60分前、直前にPKを止めていたGKアミーヌ・ルコント(Amine Lecomte)のキャッチミスをマルクス・ベルグ(Marcus Berg)が押し込み、2-2に追いついた。

 アルドゥハイルは最終盤にチャンスを迎えるも、エル・アラビのシュートはまたしてもGKエイサのファインセーブに防がれ、試合はこのまま終了。見事なセーブを連発し、チームを試合に踏みとどまらせたエイサが主役の輝きを放った。(c)AFP