【4月8日 AFP】スペイン1部リーグ、セビージャFC(Sevilla FC)を率いるホアキン・カパロス(Joaquin Caparros)監督が7日、慢性白血病を患っていることを明かした。ただし、状態は安定していて監督業の継続に支障はないとも話し、続投の意向を示している。

 63歳の指揮官は、2-0で勝利したレアル・バジャドリード(Real Valladolid)との試合後の会見で、「私は慢性白血病を患っている」「早期に見つかったため、普通の生活を送れる」「仕事を楽しみたいし、みんなには落ち着いてもらいたい。治療は受けておらず、(続投の)機会をくれたクラブには感謝している」と話した。

 カパロス監督は以前までクラブのスポーティング・ディレクター(SD)を務めていたが、パブロ・マシン(Pablo Machin)前監督が3月に解任されたことを受け、今季末までの契約で現場の指揮官に就任すると、以降はチームも調子を取り戻しつつある。

 セビージャは2017年11月にも、当時のエドゥアルド・ベリッソ(Eduardo Berizzo)監督が前立腺がんを公表したことがあった。同監督は、その1か月後に成績不振で解任されている。

 チームはロケ・メサ(Roque Mesa)とムニル・エル・ハダディ(Munir El Haddadi)が終盤にゴールを挙げてバジャドリードに勝利し、順位を5位に上げた。4位のヘタフェ(Getafe CF)とはわずかに勝ち点1差で、セビージャは次週、本拠地でレアル・ベティス(Real Betis)とのダービーの大一番に臨んだ後、ヘタフェとの直接対決を迎える。

 カパロス監督は「私のゴールは欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)。そこは非常に明確だ」「チャンピオンズリーグ出場がわれわれの目標だし、その達成に向けて全力を尽くす」とコメントした。(c)AFP