【4月7日 AFP】男子ゴルフのメジャー大会、マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament)の会場として名高い米ジョージア州オーガスタのオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)で初めて開催された女子大会、オーガスタ・ナショナル女子アマチュア選手権(Augusta National Women's Amateur Championship)は6日、最終日が行われ、LPGAのレジェンドたちが始球式に臨んだ。

 マスターズではジャック・ニクラス(Jack Nicklaus)氏やゲーリー・プレーヤー(Gary Player)氏らが始球式を行うのが恒例となっている。

 それと同じ形で始球式を務めたのは、パク・セリ(Se Ri Pak)さん、アニカ・ソレンスタム(Annika Sorenstam)さん、ロレーナ・オチョア(Lorena Ochoa)さん、ナンシー・ロペス(Nancy Lopez)さんの4人。

 ロペスさんは「アーノルドやジャック、ゲーリーのようにしてもらい、この場の始球式で打たせてもらえるなんて、この上なく名誉なこと」と話した。

 またソレンスタムさんは「夢がかなった。選手たちのことを幸せに思う」「若い女子選手たちだけでなく、ゴルファーや他の競技の女性アスリート、そしてビジネスウーマンたちに刺激を与える上で大きなポテンシャルのあることだと思う」と語った。

 1933年に開場したオーガスタで女子の大会が行われるのは今回が初めてで、2012年になるまでは女性が会員になることも認められていなかった。今大会には72人が出場し、予選ラウンドまでは近くのチャンピオンズ・リトリートGC(Champions Retreat Golf Club)でプレー。上位30人がマスターズのレイアウトでこの日の最終日に臨み、米国のジェニファー・カプチョ(Jennifer Kupcho)が栄冠に輝いた。(c)AFP/Jim SLATER