【4月7日 AFP】サッカーメキシコリーグ2部、ドラドス・シナロア(Dorados de Sinaloa)のディエゴ・マラドーナ(Diego Maradona)監督が5日、審判による自身のチームへの偏見を感じたとして、辞任する意向を示した。

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 元アルゼンチン代表のレジェンドであるマラドーナ監督は、自身のタッチラインでの存在がチームに不利な判定を招いているとし、「シーズンが終わり次第、ドラドスを離れるつもりだ」「非常に残念だが、これが自分の決断だ」とコメント。去就について説明するため、これからクラブ会長に面会を求めるとしている。

 マラドーナ監督の怒りの原因には、同日に行われたベナドス(Venados F.C.)戦で「非常に明らかな」PKがドラドスに与えられなかったことがある。

「なんでレフェリーがPKを与えなかったか分かるか?」と記者に問いかけたマラドーナ監督は「もし与えていたら、君たち報道陣がマラドーナのチームだからPKにしたと伝えるからだ」と話した。

 前期はリーグ優勝決定戦でアトレティコ・サンルイス(Atletico San Luis)に敗れたドラドスは、ベナドスと1-1で引き分けたことで連続無敗試合数を8に伸ばし、後期のリーグ3位につけている。(c)AFP