【4月7日 AFP】18-19スペイン1部リーグは6日、第31節の試合が行われ、首位FCバルセロナ(FC Barcelona)は2-0で2位アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)との直接対決を制し、勝ち点差を11ポイントに広げた。

 28分にジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)が主審への暴言で一発退場となったアトレティコは、それでも60分近くを10人で粘っていたが、バルセロナは85分にルイス・スアレス(Luis Suarez)の見事なミドルシュートで先制すると、直後の86分にはリオネル・メッシ(Lionel Messi)が追加点を挙げて貴重な勝利を手にした。

 この勝利で、バルセロナは残り7節ではほぼ逆転不可能な勝ち点差を2位以下につけるとともに、勢いを持続してマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)準々決勝第1戦に臨むことができる。

 チームを率いるエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は、「大きな勝ち点3だ。少し近づいた」と話した。

 ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール(Ole Gunnar Solskjaer)監督とアシスタントのマイク・フェラン(Mike Phelan)コーチがスタンドに姿を見せる中、ピッチ上で展開されたのは看板コンビが結局は試合を決めるという、いつものバルセロナの試合だった。

 メッシとスアレスの2人は、これで今季のリーグ戦で合計53ゴールを奪っている。またメッシは単独首位に浮上するリーグ通算335勝目を経験した。

 一方のアトレティコは、ディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督が前週言っていたように、優勝の可能性を残すには勝つしかない試合だったが、コスタが軽率な行為で退場したことで、早い段階で引き分けすら厳しい状況になった。

 シメオネ監督は「主審に聞いたところ、コスタから何か言われたという話だった」「他の選手なら、何か言っても退場になったりはしない。しかし、だからといってコスタの行為が許されるわけではない」とコメントした。(c)AFP/Thomas ALLNUTT