【4月8日 AFP】18-19イタリア・セリエAは7日、第31節の試合が行われ、ホームのナポリ(SSC Napoli)は10人のジェノア(Genoa CFC)と1-1で引き分けた。

 この試合でナポリが敗れていれば、前日にACミラン(AC Milan)を2-1で下したユベントス(Juventus)が、今週行われるアヤックス(Ajax)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)準々決勝第1戦を前にリーグ8連覇を決めるはずだった。

 それでも、ユベントスは残り7試合で2位ナポリに20ポイント差をつけているほか、直接対決でも全勝を収めており、今週末に予定されている下位SPAL戦で引き分け以上の結果を残せば通算35度目のリーグ優勝が決定する。また、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)にとってはセリエAで初のリーグタイトルとなる。

 この日のナポリは、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定で28分にステファノ・ストゥラーロ(Stefano Sturaro)が退場となって数的優位になるも、先月にユベントスに今季唯一の黒星をつけたジェノアに手を焼いた。

 ナポリは34分、ドリース・メルテンス(Dries Mertens)の得点で先制したが、前半終了前にダルコ・ラゾヴィッチ(Danko Lazovic)にゴールを許して追いつかれた。終盤には、メルテンスとカリドゥ・クリバリ(Kalidou Koulibaly)のシュートがGKイオヌツ・ラドゥ(Ionut Radu)の好セーブに防がれ、14位のジェノアに勝ち点1を拾われた。

 来週、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)でイングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)と対戦するナポリのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は、「まったく予想していなかったパフォーマンスで、これだと危ないと思わされた。もしロンドンでもこのようなプレーだったら難しくなる」とコメントした。

「しっかりと目を覚まし、このチームが持っている価値や可能性を証明し、本来の姿を見つけなければならない」「幸運にも、改善するのに4日ある」

 その他の試合では、今季のリーグ戦で20得点を挙げているFWドゥバン・サパタ(Duvan Zapata)を出場停止処分で欠いたアタランタ(Atalanta)が、敵地でインテル(Inter Milan)と0-0の引き分けに終わり、ミランを上回って来季のチャンピオンズリーグの出場権が与えられる4位に浮上する機会を逃した。

 一方のインテルは3位をキープし、勝ち点で並ぶ4位ミランと5位アタランタに5ポイント差をつけている。(c)AFP/Emmeline MOORE