【4月6日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)から20世紀最高の選手に認定された元ブラジル代表のペレ(Pele)氏が5日、仏パリの病院で治療を受けている尿路感染症の経過に関して、「かなり良くなっている」ことを明らかにした。

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 78歳のペレ氏は自身公式ツイッター(Twitter)で、「抗生物質が効いている…、かなり良くなっているようだ」と公表した。さらにファンに向けて、「皆さんの愛に感謝する!」と続けると、「もう一度プレーできると思う」という冗談も投稿した。

 通算3度のW杯(World Cup)制覇を成し遂げたペレ氏は2日、自身以外で10代にしてW杯決勝で得点を挙げた唯一の選手となったフランス代表のキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)と一緒に高級時計ブランド「ウブロ(HUBLOT)」のイベントに出席し、その翌日にパリの病院へ入院した。

 イベントでは終始座ったままでエムバペとの面会を果たしながらも、元気そうな様子を見せていたペレ氏は、近年は健康状態が悪化しており、今回のイベントも当初は昨年11月に予定されていたが延期されていた。

 また、2016年リオデジャネイロ五輪では体調面の不安を理由に開会式での聖火点火を辞退。2014年には腎臓疾患に見舞われ、ブラジルの病院で集中治療室に入っていた。(c)AFP