【4月5日 AFP】イングランドサッカー協会(FA)は4日、プレミアリーグの各クラブが代理人に支払った金額を発表し、リバプール(Liverpool FC)は直近2度の移籍市場において約4400万ポンド(約64億円)を費やし、リーグ全体の総額は前シーズンから25パーセント増え2億6100万ポンド(約381億円)になったことが分かった。

 アリソン(Alisson Ramses Becker)やナビ・ケイタ(Naby Keita)、ファビーニョ(Fabinho)、シェルダン・シャキリ(Xherdan Shaqiri)の獲得に大金を費やしたリバプールは、2季連続で代理人への手数料を最も支払ったクラブになった。

 また、2位は約2700万ポンド(約39億円)のチェルシー、3位は約2400万ポンド(約35億円)のマンチェスター・シティ(Manchester City)、4位は約2100万ポンド(約31億円)のマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)となっている。

 プレミアリーグの各クラブが、代理人に支払う額を減らす手段について話し合うための会合を5日に控えている中で、この金額が発表された。

 現在提案されている主な対応策には、仲介者が同一取引内で選手だけではなく、選手を売却するクラブあるいは獲得するクラブの代理人も務める二重代理の禁止や、手数料の上限制、代理人試験の再導入などがある。

 下部リーグも含めると、イングランドサッカー界で代理人に支払われた額の合計は6000万ポンド(約88億円)増加し、3億1800万ポンド(約465億円)となった。(c)AFP