【4月8日 AFP】女子ゴルフ米国ツアーのメジャー第1戦、ANAインスピレーション(ANA Inspiration 2019)は7日、米カリフォルニア州ランチョミラージュ(Rancho Mirage)のミッションヒルズCC(Mission Hills Country Club)で最終日が行われ、韓国の高眞榮(Jin Young Ko、コ・ジンヨン)が2位と3打差の通算10アンダーで自身初となるメジャー制覇を果たした。

 高は最終日を5バーディー3ボギーの「70」でまとめてスコアを2ストローク伸ばし、同胞イ・ミヒャン(Mi Hyang Lee)の追い上げを振り切った。18番で長いバーディーパットを沈めて優勝を決めた後は、キャディーと共にグリーン右奥の池に飛び込む大会恒例のスタイルで勝利を喜んだ。

 高は、昨季の新人王に輝いた米ツアー2年目の23歳。これで米ツアー通算4勝目で、今季は3月のファウンダーズカップ(2019 Bank of Hope Founders Cup)に続く2勝目。優勝については「信じられない」「きょうはすべてのショットで緊張した」とコメントした。

 イが3打差の単独2位、最終日にスコア「67」と見事なゴルフを見せたレクシー・トンプソン(Alexis "Lexi" Thompson、米国)が4打差の単独3位に入った。金寅敬(In-Kyung Kim、キム・インキョン、韓国)とカルロタ・シガンダ(Carlota Ciganda、スペイン)が5打差の4位タイで大会を終えた。

 2位と1打差の単独首位から出た高は、前半は2バーディーを奪う堅実なプレーを見せたが、13番でボギーをたたくと、15番でもアプローチをバンカーに入れた後に2パットを要して再びボギー。イに1打差まで詰め寄られた。それでも続く16番で見事にバーディーを奪って再び差を広げると、17番をパーとして迎えた最終18番では、約6メートルのバーディーパットを冷静に沈めて勝利をつかんだ。

 韓国選手がこの大会を制すのは5人目で、メジャー通算では15人目。これは米国に次ぐ2番目の人数となっている。

 日本勢では、上原彩子(Ayako Uehara)が通算イーブンパーで26位タイに入った。横峯さくら(Sakura Yokomine)と畑岡奈紗(Nasa Hataoka)は共に同2オーバーで39位タイとなった。(c)AFP