【4月4日 AFP】先月に現役引退を発表した総合格闘技大会「UFC(Ultimate Fighting Championship)」のスター選手、コナー・マクレガー(Conor McGregor、アイルランド)が3日、ツイッター(Twitter)上で引退撤回をほのめかした。

 トラッシュトークで知られるマクレガーは、先週に引退を発表したばかりだが、ツイッター上でライバル選手のハビブ・ヌルマゴメドフ(Khabib Nurmagomedov、ロシア)と口論になり、その中で含みを残すツイートをした。

「あらゆる宗教、あらゆるバックグラウンドのファンと共に前進したい」「すべての宗教は私たちが最高の自分になる手助けをしてくれる。世界は一つ、一人はみんなのために。じゃあオクタゴンで会おう」

 この前日、マクレガーはヌルマゴメドフと同選手の妻がイスラム教を信仰していることなどを侮辱する投稿をしており、今回のツイートは自身への批判に対するものだとみられている。すでにマクレガーは問題とされたツイートを削除している。

 しかし、ヌルマゴメドフは侮辱されたことに怒りをあらわにしており、マクレガーが性的暴行の疑いで捜査対象になっているとする米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)の報道を引き合いに出し「貴様は自分の行動に責任を取らない偽善者だ」「当然の報いが下されるだろう。まあ見ておけ」とつづった。

 ヌルマゴメドフは昨年10月に米ラスベガス(Las Vegas)でマクレガーに勝利したが、試合後にはリングサイドで大乱闘が起きた。この件についてネバダ州アスレチック・コミッション(NAC)は1月、マクレガーに6か月、ヌルマゴメドフに9か月の出場停止処分を下している。(c)AFP