【4月3日 AFP】ボリビア中部コチャバンバ(Cochabamba)の「アルシド・ドルビニ自然史博物館(Museo de Historia Natural Alcide d’Orbigny)」で10年前から飼育されているセイウェンカズミズガエル(学名:Telmatobius yuracare)の雄のロミオがこのほど、雌の個体「ジュリエット」と対面した。

 ボリビア原産のこのミズガエルは、絶滅の危険が懸念されており、ロミオは確認されている唯一の個体だった。環境保護活動家らが、種の保存のためロミオのパートナーを見つけるよう呼び掛けたところ、その約1年後、雲霧林の奥深くで野生のジュリエットが見つかった。ジュリエットはその後、新しい環境に慣れるため別の場所で飼育されていた。


 映像前半は、米テキサス州に拠点を置く野生生物保護団体「グローバル・ワイルドライフ・コンサベーション(Global Wildlife Conservation)」、後半は、アルシド・ドルビニ自然史博物館が1日に撮影、提供。(c)AFP