【4月2日 AFP】ラグビーニュージーランド代表のCTBライアン・クロッティー(Ryan Crotty)が1日、W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)の終了後に代表でのキャリアに幕を閉じ、日本でプレーすることを発表した。

 W杯期間中に31歳の誕生日を迎えるクロッティーは、スーパーラグビー(Super Rugby)のクルセイダーズ(Crusaders)で11年間を過ごした後、環境を変える時期を迎えることを明らかにした。

 2013年にオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)としてデビューし、伝統の黒ジャージーで通算44回のテストマッチ出場を果たしたクロッティーは、「クライストチャーチ(Christchurch、クルセイダーズの本拠地)はいつだって自分のホームに変わりないが、ジャパンラグビートップリーグのクボタスピアーズ(Kubota Spears)の一員として、新たな挑戦に臨むことを心から楽しみにしている」とコメントした。

 ニュージーランド代表の指揮官で、チームが大会3連覇を目指しているW杯の終了後に同じく退任が決まっているスティーブ・ハンセン(Steve Hansen)ヘッドコーチ(HC)は、「クロッツ(クロッティー)は長い間、中盤の大黒柱としてプレーしてきたワールドクラスの選手だ」「彼はフィジカルに優れ、とてもバランスの取れたプレーヤーだ。ずば抜けた意思伝達能力と判断力の持ち主で、素晴らしいラインとパスを展開する」と述べた。

 クロッティーとはクルセイダーズの同僚でオールブラックスの主将を務めるキーラン・リード(Kieran Read)も、W杯終了後に日本に主戦場を移してトヨタ自動車ヴェルブリッツ(Toyota Verblitz)でプレーすることになっている。

 オールブラックスでは他にも、リードの後継者として次期主将候補に挙げられているサミュエル・ホワイトロック(Sam Whitelock)に加え、ブロディー・レタリック(Brodie Retallick)とボーデン・バレット(Beauden Barrett)も、W杯後に日本でプレーすることを視野に入れていると報じられている。(c)AFP