【4月1日 AFP】世界ロードレース選手権(WGP 2019)第2戦のアルゼンチンGPは31日、MotoGPクラスの決勝が行われ、レプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)がポールトゥウィンで優勝(通算45勝目)を飾った。

 モンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)のバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)が約10秒差の2位、開幕戦のカタールGPを制したドゥカティ(Ducati Team)のアンドレア・ドビツィオーゾ(Andrea Dovizioso、イタリア)が3位に入った。

 総合6連覇を目指すマルケスは「きょうは完璧な一日だった。常に積極的な走りができたし、ラスト5周はエンジンとタイヤを温存できた」「自分のMotoGPキャリアの中でも最も安定した週末の一つになった。1周目から可能なだけ差をつけたかったし、それが戦術だった。攻めの走りができ、差が広がっていくのが見えた」と語った。

 一方、MotoGPで20シーズン目を戦っているロッシはドビツィオーゾと12回も順位を入れ替わりながら、最終的に2位に入った。昨年のアルゼンチンGPではマルケスと衝突し、転倒していた40歳だが、この日は最終周でドビツィオーゾが犯したミスを見逃さなかった。

 昨年7月のドイツGP以来となる表彰台を獲得したロッシは「じっくりと待ち、最終ラップで抜くことができた」「チームにとって最高の一日になった。最後に表彰台に立ってからかなり時間がたっていたから」と語った。(c)AFP