【4月1日 AFP】世界ゴルフ選手権(World Golf Championships)シーズン第3戦、デルテクノロジーズ・マッチプレー選手権(Dell Technologies Match Play 2019)は31日、米テキサス州オースティン(Austin)のオースティン・カントリークラブ(Austin Country Club)で最終日が行われ、第48シードのケヴィン・キスナー(Kevin Kisner、米国)が優勝を果たした。

 風の吹く肌寒いコンディションとなった最終日、キスナーは午前の準決勝で、今大会ここまで5連勝中だった第7シードのフランチェスコ・モリナリ(Francesco Molinari、イタリア)を1アップで撃破し、第50シードのルーカス・ビェルレガード(Lucas Bjerregaard、デンマーク)を1アップで退けた第23シードのマット・クーチャー(Matt Kuchar、米国)との決勝に進出すると、2013年大会覇者のクーチャーを3アンド2と圧倒し、優勝を飾った。

 昨年の全英オープン(The 147th Open Championship)で2位タイに入っているキスナーは、2015年のRSMクラシック(The RSM Classic 2015)、2017年のメキシコ選手権(2017 Mexico Championship)に続く米ツアー3勝目。2006年のジェフ・オギルビー(Geoff Ogilvy、オーストラリア)以降では最も低い第48シードからの大会制覇を果たした。

 キスナーは、バッバ・ワトソン(Bubba Watson、米国)に敗れた前回大会の教訓を生かしたことを明かし、「あの決勝では、意気込み過ぎないこと学んだ」と話した。

 一方、40歳のクーチャーは優勝していれば大会史上最年長のチャンピオンとなり、2009年のスティーブ・ストリッカー(Steve Stricker)以来となる米ツアーシーズン3勝を挙げることができていたが、記録達成はならなかった。

 順位決定戦では、モリナリが4アンド2でビェルレガードに快勝。準々決勝でタイガー・ウッズ(Tiger Woods)を破って勝ち上がってきたビェルレガードは、この試合に勝利すれば米ツアーの一時会員資格を特別に得られるはずだったが、モリナリに阻まれたかたちとなった。(c)AFP