【3月27日 AFP】25日に総合格闘技(MMA)からの現役引退を表明したコナー・マクレガー(Conor McGregor)が、性的暴行の疑いにより母国アイルランドで捜査対象になっていると、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)が26日に報じた。

 ニューヨーク・タイムズ紙は、4人の匿名情報筋の言葉を紹介しながらこの件を報道。訴追されたわけではなく、捜査が続いていることが「有罪を示唆しているわけではない」と前置きしつつ、2018年12月に1人の女性から性的暴行の告訴があったことを受け、マクレガーが今年1月に法執行機関の事情聴取を受けたと報じた。

 アイルランド警察の広報は同紙の取材に対し、マクレガーが今回の件で容疑者になっているとは認めなかった。

 総合格闘技大会「UFC(Ultimate Fighting Championship)」で2階級王者に輝いたこともあるマクレガーは、25日に自身のツイッター(Twitter)で引退を発表していた。マクレガー本人とUFCは、現時点でこの件に関してコメントしていない。

 一方、マクレガーの広報担当はコメントを発表し、「この件はしばらく前から知られている話であり、今になって報じられる理由が分からない」「コナーの引退発表に、このうわさが関係していると考えるのは完全なる誤りである」と引退との関連性を否定している。(c)AFP