【3月26日 AFP】英王室の一員として初めて社会主義国キューバを公式訪問中のチャールズ皇太子(Prince Charles、70)とカミラ夫人(Camilla, Duchess of Cornwall)は25日、首都ハバナの旧市街で英劇作家ウィリアム・シェークスピア(William Shakespeare)像の除幕式に参加した。

 旧市街のメルカデレス通り(Mercaderes street)で行われた除幕式で、強い日差しが照り付ける中、サングラス姿のチャールズ皇太子が白い覆いをとってシェークスピアの像が現れると、観衆から拍手が湧き起こった。

 夫妻は大勢の市民や外国人観光客に囲まれながら、キューバの歴史研究家エウセビオ・レアル(Eusebio Leal)氏の案内でハバナ市内の名所を観光。ボクシングジムや、キューバ生まれのバレエダンサー、カルロス・アコスタ(Carlos Acosta)氏が運営するバレエセンターも訪れた。アコスタ氏は現在、英国第二の都市バーミンガム(Birmingham)でバーミンガム・ロイヤル・バレエ団(Birmingham Royal Ballet)の芸術監督を務めている。

 夫妻は同日午後、国家元首であるミゲル・ディアスカネル(Miguel Diaz-Canel)国家評議会議長が主催する夕食会に主賓として招かれている。
 
 英国政府は皇太子夫妻がカリブ海諸国を訪問するにあたって、訪問国にキューバを加えるよう要請していた。(c)AFP