【3月24日 AFP】23日に行われたマイアミ・オープン(Miami Open 2019)女子シングルス3回戦で台湾の謝淑薇(Su-Wei Hsieh、シェ・スーウェイ)にフルセット負けした世界ランキング1位の大坂なおみ(Naomi Osaka)が試合後、未熟さと集中力の欠如を露呈した自身を責めた。

 トップシードの大坂はこの日、第2、最終セットでいずれも1ブレークアップとリードしていたが、闘争心を出してプレーする第27シードの謝に屈し、自身が劇的な勝利を飾った全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)の雪辱を許した。

 試合後、落胆した様子でいら立ちをあらわにした大坂は、精神面が十分にクリアな状態になっていないことに加え、まだ世界ナンバーワンの重圧に対応するだけの力が足りないと語った。

 この日の大坂は第1セットを先取すると、第2セットも先にブレークに成功。一時はサービングフォーザマッチのチャンスを迎えたが、そこから謝に逆襲を許した。大坂は快勝とはいかなかった前日のヤニナ・ウィックマイヤー(Yanina Wickmayer、ベルギー)戦後に「感情的になりすぎた」と明かしていたが、全く同じことが起きてしまったと認めている。

「何でこうしたことが起きているのか分からない」という21歳は「自分にとっては珍しい。先走ってしまった。自分のサーブをキープできると思って、リラックスしてリターンできている場面もあった。とにかくもっと集中し、自分でスイッチを入れたり切ったりすることはできないというのを理解しないといけない」

「彼女との試合がタフになるのは分かっていた。クロスに打ってくると思ったらダウンザラインに打ってきたり予想できない」「試合は自分のテニス次第とか思い過ぎてしまい、未熟だったと思う」

「もちろんすべての試合で勝ちたい。ナンバーワンの肩書があることで、プレッシャーがあるか聞いてくる人々には対処できていると思った」「うまくできていると思ったけど、そうじゃないのかもしれない」

「相手を過小評価することはなかった。逆に自分を過大評価してしまったかもしれない。彼女とは過去3回対戦して、いずれもフルセット。正直に言って、オーストラリア(全豪オープン)では彼女が勝つべきだったが、自分が何とか勝利にこぎつけた」「過信していたというわけではない。ただ実際に起こっていることについて頭を回せていなかった」 (c)AFP