【3月23日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2019)は22日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は7-6(7-2)、6-2でバーナード・トミック(Bernard Tomic、オーストラリア)を退け、3回戦に進出した。

 世界ランク1位のジョコビッチは、米カリフォルニア州の砂漠地帯インディアンウェルズ(Indian Wells)で行われたBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2019)でフィリップ・コールシュライバー(Philipp Kohlschreiber、ドイツ)を相手にまさかの早期敗退を喫したものの、マイアミ大会では何としても通算7回目のタイトル獲得を目指すべく前週の悔しさを跳ね除けた。

 ハードロック・スタジアム(Hard Rock Stadium)で行われた試合で、同81位のトミックはジョコビッチをてこずらせる場面がありながらも安定性を欠き、またしても格の違いを見せつけた31歳の王者が1時間13分で快勝した。

 ファーストサーブのポイント獲得率が81パーセントに上り、11本のサービスエースも決めたジョコビッチは、「インディアンウェルズでは、自分のベストではなかった」と認めると、「どれほど経験値があろうと世界ランキングが何位であろうと、センターコートに入れば誰もが緊張する。そのことを肝に銘じ、緊張感を覚えたなら気を付けることだ」という認識を示した。

「いつもそう考えている。このスタジアムでは初めてプレーするけれど、少し室内コートのような雰囲気で独特だ」「これで願わくば、士気を高めていきたい」

 一方、BNPパリバ・オープンで優勝したドミニク・ティエム(Dominic Thiem、オーストリア)は、22歳の新鋭ホベルト・ホルカシュ(Hubert Hurkacz、ポーランド)に4-6、4-6で屈し、まさかの初戦敗退となった。(c)AFP/Steve Brenner