【3月22日 AFP】SANZAAR(南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア、アルゼンチンの4か国からなるラグビー連合協会)は22日、サンウルブズ(Sunwolves)が2020年をもってスーパーラグビー(Super Rugby)から除外されることになると発表した。

 世界を転戦するスーパーラグビーでは、不評で複雑なカンファレンス制を廃止して21年シーズンから再び14チームによる総当たり戦が復活することになる。

 SANZAARは、日本ラグビー協会(JRFU)からの財政支援が止まる中で、サンウルブズに対して融資を行う準備ができていないとしている。

 SANZAARのアンディ・マリノス(Andy Marinos)最高経営責任者(CEO)は、サンウルブズについての決断は決して軽いものではなく、太平洋諸島の国々や香港、米国といった国チームからなるアジア太平洋地域版スーパーラグビーの可能性についても語った。

 報道によれば、サンウルブズとのアウェーゲームのたびに東京かシンガポールへ飛ばなくてはならない南アフリカのチームから、参戦継続に難色を示す声が多く上がっていたという。

 また報道によるとサンウルブズは、SANZAARからスーパーラグビー参戦継続のために年間10億円の参加費の支払いを求められているという。(c)AFP