【3月21日 AFP】米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は20日、2016年の大統領選挙で同氏の陣営とロシアが共謀した疑惑をめぐる大規模な捜査について、「報告書を公開したいならすればいい」と発言した。その一方で捜査には一貫性が欠けていると批判を展開した。

 捜査を指揮するロバート・モラー(Robert Mueller)特別検察官は近く最終報告書を提出する予定。トランプ氏は自らの陣営がロシア政府と不正に結託した疑いや、捜査を違法に妨害した疑いが持たれており、捜査はこれまで2年に及んでいる。

 モラー氏は、トランプ氏に任命されたウィリアム・バー(William Barr)司法長官に最終報告書を提出する予定だが、バー氏は報告書を公開する義務を負わない。しかし内容の公開を求める圧力は非常に強い。(c)AFP