【3月21日 AFP】アフリカ・ケニアには世界で最も危険なヘビ数種が生息している。特に危険とされているのが、グリーンマンバやブラックマンバ、ドクハキコブラだ。アフリカ、中南米、アジアのその他の貧しい農村地域と同様、ここでも毒ヘビの被害が公衆衛生上のリスクとなっている。

 毒ヘビにかまれた際に必要となる抗毒血清は、開発から125年が経過しておりその効果も証明済み。生産コストを低く抑えることも可能だ。しかし、かまれたら命取りとなる毒ヘビが数多く生息しているアフリカでは、こうした抗毒血清が不足している。ケニア南部ワタム(Watamu)にあるヘビ研究所「バイオ・ケン・スネークファーム(Bio-Ken Snake Farm)」のロイヤン・テイラー(Royjan Taylor)代表をはじめとする専門家らは、この問題が長きにわたって放置されてきたと指摘している。

 映像は2月14日撮影。(c)AFP