2019.03.20

WATCHES

ジュネーブ時計見本市2019#1 ヴァシュロン・コンスタンタン  

世界初の新機構に驚きブルーの色彩に魅了される

凝った複雑時計とブルーの多様な色使いは、SIHHの各所で見られる傾向だが、それらが一つのブランドに集約され、トレンドセッター的な役を担ったのがヴァシュロン・コンスタンタンだ。今年発表された数ある永久カレンダーの中でもテンプ振動数を選択して、超ロングパワーリザーブに設定できる世界初の革新的モデルもあれば、コレクションを横断して展開する美しいブルーダイアルも見応え十分。創作力は圧倒的だ。



トラディショナル・ツインビート・パーペチュアルカレンダー

時計機能を損なわずテンプの振動を低速振動と高速振動とに切り替えられる世界初の機構を手巻きムーブメントに搭載。前者では65日間の連続駆動が可能になり、永久カレンダーに画期的な実用性をもたらした。プラチナ、ケース直径42㎜。ブティック限定。税別2380万円(SIHH時参考価格)。今秋以降発売予定。



オーヴァーシーズ・エクストラフラット・パーペチュアルカレンダー

「オーヴァーシーズ」の超薄型永久カレンダーにも、ブルーダイアルを初めて採用するピンクゴールドモデルが仲間入り。素材とカラーの組み合わせにラグジュアリー感が横溢する。交換可能なアリゲーターとラバーのストラップ付き。ケース直径41.5㎜、5気圧防水。税別予価845万円。9月頃発売予定。



フィフティーシックス・コンプリートカレンダー

同コレクションに導入されたダイアルの新色は、ペトロールブルーと呼ばれる独特の青。ステンレススティールのケースと相まって、クールで若々しい表情を醸し、ファッションとの相性も良好だ。自動巻き。ケース直径40㎜、3気圧防水。税別予価250万円。5~6月頃発売予定。


文=菅原茂

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