【3月19日 AFP】イタリア・セリエAのナポリ(SSC Napoli)は18日、ウディネーゼ(Udinese)戦で頭部を強打し、ピッチに倒れたGKダビド・オスピナ(David Ospina)が退院し、快方に向かっていると発表した。

 イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)からローン移籍中のオスピナは、17日に行われた試合で相手選手とぶつかり治療を受けると、一時はプレーを続行したが41分に突然ピッチに倒れた。

 コロンビア代表に招集されていた30歳のオスピナは、国際親善試合の日本戦(22日)と韓国戦(26日)を欠場する。

 ナポリは発表文で「オスピナは本日午後、搬送先の病院を退院した」「検査の結果、まったく問題がないことが判明した。医師からは数日休養を取るよう忠告され、コロンビア代表には合流しない予定だ」とコメント。オスピナの妻はインスタグラム(Instagram)に、自宅での同選手は「とても状態が良く」、「ショックが完全におさまるのを待っているところ」と記した。

 一方でナポリは、オスピナのプレー続行を許可し、脳神経外科が入っていない本拠地サン・パオロ・スタジアム(San Paolo Stadium)近くの病院に当初搬送したメディカルスタッフの判断に関して調査を行うよう命じたと報じられている。

 ナポリは17日、オスピナが「頭部のけがを起因とする低血圧クライシス」状態に陥っていたと明かしていた。低血圧クライシスとは、めまいや失神を引き起こし得る血圧の急激な低下のこと。

 フランス・リーグ1のニース(OGC Nice)で6年間プレーしていたオスピナは、2014年にアーセナルに加入。昨年8月には買い取りオプション付きの1年のローン契約でナポリへ渡ると、4-2で勝利したこの日のウディネーゼ戦を含め、今季のセリエAで14試合に出場している。(c)AFP