【3月19日 AFP】サッカーコロンビア代表MFのハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)が、現在所属しているドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)で満足していると語った。週末の試合で再び見事なパフォーマンスを披露したロドリゲスをめぐっては、去就に関する注目が集まっている。

 スペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)からローン移籍中のロドリゲスは、17日に行われたマインツ05(Mainz 05)戦で圧巻のハットトリックを記録し、6-0の大勝に貢献。これを受け、ドイツ王者のバイエルンがロドリゲスとのローン契約が満了する今夏に4200万ユーロ(約53億円)の買い取りオプションを行使するかどうかをめぐり議論が巻き起こっている。

 ロドリゲスは独テレビ局スポーツ1(Sport1)に対し、「将来のことは誰も予想できない」「成り行きを見守らなければならないが、バイエルンは居心地が良いし、満足している」とコメントした。

 ロドリゲスはジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督が最初にレアルを率いていた際に出場機会を減らし、フラストレーションをためる中で2年前にバイエルンに移籍したが、最近レアルに復帰したジダン監督とは「一切問題はなかった」と主張した。

 また、バイエルンのニコ・コヴァチ(Niko Kovac)監督とも「非常に良い関係」を築いていると述べ、「個人的には彼は非常に良い人だと思っている。僕らは監督とともにタイトルを獲得できると本当に思っている」と続けた。

 今シーズンの序盤、ドイツのメディアではロドリゲスがコヴァチ監督を公に批判したと伝えられており、両者の関係は常に良好だったわけではない。しかし、ここ4試合で4得点2アシストを記録するなど、ロドリゲスはコヴァチ監督の下で活躍を見せている。

 バイエルンのウリ・ヘーネス(Uli Hoeness)会長は17日、チームがロドリゲスを買い取るかについての決定権はコヴァチ監督が持っていると示唆した。会長はスポーツ1に「われわれはあらゆることを考え、決断しなければならない」「彼は素晴らしい選手であり、監督は自身が望むことをわれわれに話さねばならない」と話した。 (c)AFP