【3月18日 AFP】18-19フランス・リーグ1は17日、第29節の試合が行われ、首位パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は3-1でオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)に快勝し、宿敵に対する連続無敗試合数を19に伸ばすとともに、2位との勝ち点差を20に広げた。

 この試合では、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)でのショッキングな敗退に怒った過激なファン集団が、序盤の応援をボイコット。ゴール裏には「俺たちは忘れない」「名門へのリスペクトか」「ハートの代わりにあるのは札束」といった横断幕が掲示され、サポーターは1-3で敗れたマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦への不満を表明した。

 チームを率いるトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は「世の中には変えられないことがあり、われわれはあの非常に悲しい敗戦を受け入れなくてはならない。ものすごく残念だった。しかしチームはディジョン(Dijon FCO)戦から再スタートを切り、きょうも選手は気持ちを見せてくれた」「それをうれしく思う。サポーターにとっても、チームにとっても重要なことだ」と話した。

 PSGはハーフタイム直前、キリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)のリーグ戦26点目で先制すると、後半開始直後にヴァレル・ジャーメイン(Valere Germain)のゴールで同点に追いつかれたが、アンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)の得点で勝ち越しに成功した。

 さらに相手GKスティーヴ・マンダンダ(Steve Mandanda)がエリア外で明らかなハンドを犯して退場処分となる中、ディ・マリアが絶妙な直接FKで追加点を奪い、エムバペが終了間際に得たPKは相手の控えGKに防がれたものの、大勢に影響はなかった。

 これでPSGは、2011年11月に敵地スタッド・ヴェロドローム(Stade Velodrome)で0-3の敗戦を喫したのを最後に、以降のマルセイユとの対戦成績を16勝3分として無敗を継続している。

 リーグ優勝が確定的になる中で、PSGが今後争うタイトルはフランス杯(French Cup 2018-19)のみとなっており、こちらは4月にナント(FC Nantes)との準決勝が行われる。(c)AFP/Jed Court