【3月18日 AFP】18-19イタリア・セリエAは17日、第28節の試合が行われ、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)を休ませたユベントス(Juventus)は0-2でジェノア(Genoa CFC)に敗れた。

 ユベントスは、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)のアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)戦でチームを逆転8強に導いたロナウドがベンチ外となる中、今季1回目の対戦で引き分けていたジェノアに敗戦。リーグ8連覇へ近づいていることに変わりはないが、27節まで24勝3分と無敗を守っていたチームに初めてリーグ戦で土が付いた。

 チームを率いるマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督は「悲劇ではないが、無敗を守りたかったから残念だ」「すべての試合を100パーセントで戦うことはできない。チャンピオンズリーグのあの試合は間違いなく非常に重かった」とコメントした。

 ユベントスがリーグ戦で敗れるのは2018年4月のナポリ(SSC Napoli)戦以来で、アウェー黒星は2017年11月のサンプドリア(Sampdoria)戦以来となる。ただし公式戦では、イタリア杯(2018-19 Italian Cup)のアタランタ(Atalanta)戦やチャンピオンズリーグの数試合で今季すでに敗北を経験している。

 アレグリ監督は「この敗戦が良い薬になる可能性はある。われわれはすでにリーグタイトルを手中に収めたような気になっていたかもしれないが、優勝にはまだあと5勝が必要なんだ」「コッパ(イタリア杯)のアタランタ戦と同じで、負けるならこの試合だった。このあと代表戦による中断期間に入るから、一度スイッチを切って休む時間が取れる」と続けた。

 2位ナポリは4-2でウディネーゼ(Udinese)に勝利してリーグ戦3試合ぶりの白星を挙げ、ユベントスとの勝ち点差を15に縮めた。試合ではアーセナル(Arsenal)から期限付きで加入している守護神のダビド・オスピナ(David Ospina)が頭を打ってピッチに倒れ込むアクシデントがあり、オスピナはその後にナポリ(Naples)市内の病院で検査を受け、異常なしとの診断が出ている。

 ACミラン(AC Milan)とインテル(Inter Milan)のミラノダービーは3-2でインテルが勝利し、順位でもミランと入れ代わりで3位に浮上した。

 6位ラツィオ(SS Lazio)は4-1でパルマ(Parma Calcio)を下し、前日SPALに敗れている5位ASローマ(AS Roma)との勝ち点差を2に縮めた。一方のローマは、インテルが勝利したことでチャンピオンズリーグ出場圏内との勝ち点差が4に開いている。(c)AFP/Emmeline MOORE