【3月17日 AFP】英国で今月初めに10代の男女2人が相次いで刃物で刺され死亡したことを受け、同国内では刃物犯罪に対する議論が再び巻き起こっている。2018年3月末までの1年間にイングランドとウェールズで発生した刺殺事件は、統計が残っている過去およそ70年で最悪を記録した。件数の40%近くが、ロンドンで発生しているという。

 しかしロンドンで始まった革新的プロジェクトによって、これまで破壊的だったものが建設的なものに生まれ変わろうとしている。非営利団体の「スチール・ウォリアーズ(Steel Warriors)」が、ロンドン市内で押収した、または提出された刃物を集め、溶かし、屋外のフィットネスパークを建設した。

 フィットネスパークの映像は、2018年9月、10月に撮影。後半の「Stop Knife Crime(刃物犯罪を止めろ)」と書かれた壁の映像は、今年3月6日に撮影。集められた刃物の映像は、フィットネスパークを設置したスチール・ウォリアーズが撮影。撮影日は不明。(c)AFP