【3月17日 AFP】2018-19アルペンスキーW杯は16日、アンドラ・ソルデュ(Soldeu)で女子回転最終戦が行われ、記録破りのシーズンを送っているミカエラ・シフリン(Mikaela Shiffrin、米国)がW杯今季16勝目を挙げた。

 前週にW杯シーズン15勝目を挙げ、1988-89シーズンにスイスのフレニ・シュナイダー(Vreni Schneider)氏が樹立したシーズン14勝の記録を破っていたシフリンだが、24歳の誕生日を迎えた週にその記録を再度更新し、W杯通算59勝目を記録した。

 今季のシフリンは、回転とスーパー大回転、そして総合の年間優勝を決め、大回転も17日のレースで15位以内に入れば種目別制覇と、絶対的な強さを見せつけている。W杯4タイトルの獲得が実現すれば、2010年と2012年のリンゼイ・ボン(Lindsey Vonn、米国)、2013年のティナ・マゼ(Tina Maze)氏に並ぶ快挙となる。

 男子大回転の最終戦は、複合の世界選手権(FIS Alpine World Ski Championships 2019)王者アレクシス・パンテュロー(Alexis Pinturault、フランス)が制し、W杯通算23勝目を挙げた。

 2月の時点で種目別優勝を決めているマルセル・ヒルシャー(Marcel Hirscher、オーストリア)は、パンテュローと1秒74差の6位でフィニッシュした。ヒルシャーは総合でも前週8年連続の年間優勝を決めており、パンテュローが2位となっている。(c)AFP