【3月17日 AFP】今年行われるFIBAバスケットボール・ワールドカップ(FIBA Basketball World Cup 2019)、1次リーグの組み合わせ抽選会が16日、中国の深セン(Shenzhen)で行われ、日本は米プロバスケットボール(NBA)のスター選手を擁する米国と同じグループEに入った。

 前人未到の3連覇を狙う米国は2019年から2020年のメンバーに、レブロン・ジェームズ(LeBron James)やケビン・デュラント(Kevin Durant)、ステフェン・カリー(Stephen Curry)といったスーパースターを登録しており、絶対的な優勝候補と目されている。同組には他にチェコ、そして2010年大会決勝で米国と対戦したトルコが入り、米国はチェコ戦で開幕を迎える。

 NBAと米国代表で活躍し、現在は大会アンバサダーを務めるコービー・ブライアント(Kobe Bryant)氏は、セレモニーで「米国にとっては非常に厳しい戦いになる」「レベルが高い最高の大会になると信じている」と話した。

 集まった8000人の観覧客から何度も名前を呼ばれたブライアント氏は、「国のためにプレーすることは本当に誇らしい感覚だ」「試合前に国歌演奏を聴いて、国旗を振ったり、国やその色を表すものを身に着けたりしている人たちを見る」「これは本当に特別なことで、クラブチームでのプレーとは別物だ」と述べている。

 W杯は深センや上海、決勝が行われる北京など8都市で8月31日から9月15日にかけて開催される。過去最多となる32チームが本大会に出場し、各グループ上位2チームが2次ラウンドに進出する。また、2020年東京五輪の出場枠七つがこの大会で決まることも各チームにとってはモチベーションになる。

 1次リーグの組み合わせは以下の通り。

■グループA(北京):コートジボワール、ポーランド、ベネズエラ、中国

■グループB(武漢<Wuhan>):ロシア、アルゼンチン、韓国、ナイジェリア

■グループC(広州<Guangzhou>):スペイン、イラン、プエルトリコ、チュニジア

■グループD(仏山<Foshan>):アンゴラ、フィリピン、イタリア、セルビア

■グループE(上海):トルコ、チェコ、米国、日本

■グループF(南京〈Nanjing>):ギリシャ、ニュージーランド、ブラジル、モンテネグロ

■グループG(深セン):ドミニカ共和国、フランス、ドイツ、ヨルダン

■グループH(東莞<Dongguan>):カナダ、セネガル、リトアニア、オーストラリア

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