【3月17日 AFP】ジンバブエ政府は16日、東部が隣国モザンビークに続きサイクロン「アイダイ(Idai)」に見舞われ、少なくとも31人が死亡、71人が行方不明になっていると発表した。

 情報・広告・放送省がツイッター(Twitter)で明らかにしたところによると、死者のほとんどは、チマニマニ(Chimanimani)の町で確認された。

 同国の市民保護局によると、サイクロンの影響で土砂崩れも発生。落石が学生寮を直撃して食堂の壁が崩壊し、学生2人が死亡、50人が閉じ込められた。救助活動を主導する軍がこの全寮制学校を封鎖し、200人近い学生を安全な場所に避難させている。

 政府によると、自宅から避難した人たちや、ダイヤモンド鉱山の労働者らが山頂で救助を待っているが、強風と視界不良により救助ヘリを飛ばせないという。

 アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビを訪問中のエマーソン・ムナンガグワ(Emmerson Mnangagwa)大統領は、被災地の非常事態を宣言した。(c)AFP/Fanuel JONGWE