【3月16日 AFP】サッカー元イタリア代表で、現役時代に主将としてW杯(World Cup)を制覇したファビオ・カンナヴァーロ(Fabio Cannavaro)氏が15日、中国代表監督に招聘(しょうへい)された。

 イタリア・セリエAのユベントス(Juventus)やスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)などでDFとして活躍したカンナヴァーロ氏の就任が暫定的なものなのか、永続的なものなのかは現時点では判明していないが、国内の報道によれば、今月開催される親善大会の中国杯(2019 China Cup)が審査の場になるとみられている。

 45歳のカンナヴァーロ氏は、中国スーパーリーグ(1部)の広州恒大(Guangzhou Evergrande)を率いており、兼任監督を務めることになる。

 中国代表はマルチェロ・リッピ(Marcello Lippi)前監督が率いていたものの、今年1月に退任。リッピ氏は2006年のW杯ドイツ大会でイタリア代表を優勝に導いており、カンナヴァーロ氏の良き助言者だった。

 中国サッカー協会(CFA)によると、70歳のリッピ氏は代表新首脳陣の相談役を務めることになる。

 カンナヴァーロ新監督の初陣は、21日に行われる中国杯のタイ戦となる。同大会にはウルグアイとウズベキスタンも参加する予定となっている。(c)AFP