【3月19日 CNS】中国の結婚式で一般的に行われる、酒杯を持ったまま腕を組んで飲む儀式「交杯酒(Jiaobeijiu)」。青海省(Qinghai)海東市(Haidong)の少数民族の郷、互助トゥ族自治県(Tu Autonomous County of Huzhu)で10日、「最大人数」で交杯酒を行うイベントが開催され、ギネス記録(Guinness World Records)として認定された。同市は以前、「太鼓の列の長さ」が最長記録としてギネスに認定されており、今回はそれに次ぐ挑戦となっていた。

 伝統的な民族服を着た2020人のトゥ族の人たちが手をつないで肩を組み、ヒマワリの形をイメージした地上絵を作り上げた。指揮者が指示を出すと、2020人の挑戦者は左手でそれぞれの相手と腕を組み、右手に杯を掲げて「乾杯!」と一斉に酒を飲んだ。

 ヒマワリは、中国の無形文化遺産として登録されているトゥ族の刺しゅう作品に最も多く使われるデザインで、「一家繁栄」「悠久の幸せ」などを表す。デザインの中にあるヒマワリの7枚の花弁は地球の7大陸を指しており、トゥ族先民の歴史ある重厚な文化的蓄積がうかがえる。(c)CNS/JCM/AFPBB News