【3月15日 AFP】フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)に所属するアドリアン・ラビオ(Adrien Rabiot)は、チームが欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)で敗退した後にナイトクラブに出かけたと報じられたことから今月末まで謹慎処分になったと、14日に仏スポーツ日刊紙レキップ(L’Equipe)が報じた。

 フランス代表経験を持つラビオはPSGとの関係悪化が公となっており、チームとの契約延長に合意せず、昨年12月半ばを最後にプレーしていない。

 ラビオはPSGがチャンピオンズリーグでマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に敗れた後、ナイトクラブを訪れたため今回の処分が下されることになったと同紙は伝えている。

 またラビオは、元ユナイテッドのパトリス・エヴラ(Patrice Evra)がSNSに投稿した観客席で勝利を祝福する動画に「いいね」をしており、こちらも処分の対象になっているという。

 ある情報筋はAFPに対し、「ラビオは謹慎処分を通知する書類を受け取った」と語った。

 PSGのアンテーロ・エンリケ(Antero Henrique)スポーティング・ディレクター(SD)は、夜遊びに関して「クラブやチームメート、ファンに対してプロ意識を欠いたラビオのそうした態度は容認できない」と仏RMCスポール(RMC Sport)にコメントした。「彼は6月30日までわれわれのチームの一員であることは覚えておくように」

 ラビオは14日、仏インフォスポール(Infosport)に対し「この状況を選択したのは僕ではない」と明かした。

 ラビオはまた「僕は準備ができている。特に問題はないし、コンディションも素晴らしい。もしプレーできれば…。けれど、(クラブの)首脳はそれとは違う決断を下した」と補足した。

 PSGが先日のチャンピオンズリーグで敗退したことをどう感じるか同メディアに問われたラビオは、「不愉快」になったと述べた。「たとえ彼らが何を言っても、僕はまだこのクラブの選手だ。契約は残っている。チームメートを応援しているから、もちろんがっかりした」 (c)AFP