【3月15日 AFP】(更新、写真追加)1週間にわたり前例のない大規模停電に見舞われたベネズエラで14日、電力が復旧し、国民が職場に復帰した。

 首都カラカスとその他の都市では、1週間電気が使用できずに仕事を休んでいた人々ができる限りの範囲で仕事を再開。政府はすべての公共部門の職員に職場への復帰を呼び掛けたが、公立学校はさらに1日閉鎖された。

 カラカスでは、運行数の少ないバスをバス停で待つ人や、銀行の前に並ぶ人が長い列をつくった。通常1日当たり200万人が利用する地下鉄も一部のみの運行となり、激しく混雑した。

 電気が復旧しても通常の状況からは程遠く、多くの店舗は閉店したまま。ベネズエラ工業連盟(Conindustria)は、業種によっては復帰に数日かかることも予想されると述べた。