【3月14日 AFP】フランス・リーグ1、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)に所属するマリオ・バロテッリ(Mario Barwauh Balotelli)は、10日に行われた古巣ニース(OGC Nice)戦でまたしても風変わりなパフォーマンスを見せ、メディアをにぎわせたが、中にはこれをよく思わなかった人もいるようだ。

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 この前の週に行われたサンテティエンヌ(AS Saint-Etienne)戦で、ゴールを喜ぶ様子を自ら撮影してインスタグラム(Instagram)に投稿するセレブレーションをしていたバロテッリは、ニース戦の61分に決勝ゴールを挙げると、チームメートのフロリアン・トヴァン(Florian Thauvin)とじゃんけんをするパフォーマンスを見せた。

 移籍後では初となる古巣戦でバロテッリが見せた行動について、元チームメートのニースDFクリストフ・エレラ(Christophe Herelle)は「あのゴールパフォーマンスにはむかついた」とコメント。今季ニースで得点を挙げられないまま退団したバロテッリについて「彼はニースでの6か月で1ゴールも決められなかったし、走っている姿なんてたぶん一度も見たことがない。クラブや街の人々、ファンに敬意を払わなければならない」と続けた。

 また、この日の試合のハーフタイムでは、28歳のバロテッリが元チームメートと口論している姿を仏テレビ局カナル・プリュス(Canal Plus)のカメラが捉えた。バロテッリは1月にニースを離れたが、同クラブでの最後の数か月は同僚との間にあつれきが生じていた。

 バロテッリの10日のゴールは、マルセイユ加入後7試合目にして5得点目。チームはフランス杯(French Cup 2018-19)で4部のアンドレジュー(Andrezieux)に敗れ、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)でもグループステージ最下位に終わるなど悲惨な冬を送っていたが、突如として調子を上げてきている。

 16日にパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)とのアウェーゲームを控えているマルセイユは、ニース戦の勝利で連続無敗試合数を6に伸ばした。(c)AFP