【3月15日 Xinhua News】中国金融大手の中国平安保険(集団)股份有限公司(中国平安)が12日発表した2018年次報告書によると、2018年、中国平安は業績を安定的に伸ばし、営業利益と新事業の伸びが市場関係者の予想を上回った。親会社株主に帰属する営業利益は前年比18.9%増の1125億7300万元(1元=約17円)、親会社株主に帰属する純利益は同20.6%増の1074億400万元だった。中国証券網が伝えた。

 保険子会社が改正以前の金融商品会計基準に沿った法定財務報告表のデータに基づいて計算すれば、親会社株主に帰属する純利益は前年比39.5%増の1242億4500万元。業界構造調整の中、中国平安が事業構成の最適化を進めることで、生命保険と健康保険の新商品は2018年下半期、前年同期比で16.9%増となり、通年で7.3%増となった。

 急増する営業利益と安定的かつ十分な給付力により、中国平安は配当を引き上げ続け、全株主に前年比14.7%増となる1株に1.72元を配当する予定だ。また、中国平安は2018年第1四半期(1~3月期)、創業30周年特別配当金1株に0.2元を支給した。2018年の配当合計は前年比28%増の1.92元だった。

 中国平安は2018年、戦略計画に従い、「金融+(プラス)テクノロジー」「エコシステム+(プラス)テクノロジー」「金融+(プラス)エコシステム」を進めている。柱となる金融事業は安定し、フィンテックとメディカルテクノロジー事業の親会社株主に帰属する純利益は67億7000万元で6%を占めた。(c)Xinhua News/AFPBB News