【3月14日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の新シーズン開幕を3日後に控えた14日、F1で長年にわたりレーシングディレクターを務めてきたチャーリー・ホワイティング(Charlie Whiting)氏が急死した。66歳。死因は肺塞栓症だという。

 ホワイティング氏は1977年にヘスケス(Hesketh)でF1のキャリアを歩み始め、1980年代はブラバム(Brabham)で活動。1988年から国際自動車連盟(FIA)の一員となり、世界選手権の運営で中心的な役割を担った。

 1977年からはレーシングディレクターを務め、F1のルール関連の責任者となった。

 広く尊敬を集めていたホワイティング氏の訃報を伝えたFIAのジャン・トッド(Jean Todt)会長はコメントを発表し、「チャーリーの突然の死を知り、悲しみに暮れている」「彼との付き合いは長かった。最高のレースディレクターであり、この素晴らしい競技の倫理や精神を具現化するF1の中心的かつ不可欠の存在だった」と述べた。(c)AFP