【3月14日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は13日、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)が欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)で敗退した後、同クラブに所属するネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が判定をめぐりSNS上で暴言を吐いた件について調査を開始したと発表した。これにより、ネイマールにはチャンピオンズリーグでの出場停止処分が下される可能性がある。

 6日にPSGの本拠地で行われたマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)戦では、後半アディショナルタイムにビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)判定によってDFプレスネル・キンペンベ(Presnel Kimpembe)がハンドを犯したとするジャッジが下され、ユナイテッドに試合の行方を左右する決定的なPKが与えられた。

 これをマーカス・ラシュフォード(Marcus Rashford)が決め、ユナイテッドがアウェーゴール差で準々決勝に進出すると、タッチラインから信じられないといった様子で見ていた負傷中のネイマールは、インスタグラム(Instagram)で審判団に対し「消えうせろ」「あり得ない。テレビの前でスローモーションのリプレーを見ているのは、サッカーを知らない4人」とポルトガル語で記した。

 この場面では、ディオゴ・ダロト(Diogo Dalot)のシュートをキンペンベがハンドしたという判定が下され、ユナイテッドにPKが与えられたが、UEFAは8日、腕に当たる前にボールが進んだ距離とキンペンベの体の位置から、今回のジャッジは正しかったと主張した。

 UEFAは「キンペンベの腕は体から近い場所にはなかった。それによってキンペンベの体は大きくなり、ボールがゴールの方向に向かうことを妨げられた」と記した。

 報道によれば、PKの判定に激怒したネイマールは、審判の控室に入らないようチームスタッフに引き止められたという。

 もし処分が決まれば、ネイマールはPSGの出場が確実視されている来季のチャンピオンズリーグにおける最初の数試合に出られなくなる可能性がある。(c)AFP